あふれそうな脳味噌を、ぐいぐいっと、文字数に限りがありますゆえ、って押し込めたらともっとずっと窮屈に感じられてせめてお脳だけでものびのびさせてあげたい。たいへんなことはたくさんあって、世間のみなさまのお怒りもごもっともで、わたしだって怒りたくなるけれど、わたしが怒れるのは怒ってしまうのはあそこからここまでくらい。また他者のためにわたしをちぎりましたね?そんな方法で自身の居場所をたしかめても、しんどいのにね。先月の終わり頃から行ったり来たりで、もすこし近くに越そうかなとも思うけれどそれはそれで介護疲れまっしぐらにもなりそうで、わたしはわたしを食べさせることも考えなくちゃいけない。でも、ほんとに、呆けてしまえるのは幸せ。ほんとのこと、なんて知らなくてずうっとお留守番しているだけなんだもの。こちらではよしよしして、あちらではしてもらって、できる限り見たくない。ほんとのこと、なんて。吐き気がすごいくて、すごいのよ、ってお伝えしたら、お母さんの顔になってなぜだかちょっと悲しくなった。わたしがお母さんになれないからかな、ほんとのことを知っているのに知らないよって騙してるからかな。大丈夫大丈夫、こんはあきにいいました。なんにも心配いらないのよ。ちょっとごはんつかえただけよ、また騙してごめんなさいの気持ちが増える。