2018.7.21(sat)

たとえば空気中に、実はさまざまの物質があるように、曖昧な死にたさが続いている。あるいは湿度の高い息苦しさ。過去へと介入できないのならばと、今日ならばフランク永井を流し小皿の塩を小指でちょいと舐め酒を舐め。飲むほど上等じゃないのよ、というとき、祖母は舐めるという。祖母は祖母の祖母が…………忘れられない記憶ばかり増え、外を歩いても興味の惹かれるものに気を取られ、肝要なものを落とし続けている。それでもわたしは加害者だから、然るべき結果。