2018.12.09(sun)

自信がなくなっている、また。すこし違う?こわい。己の判断が、こわい。信用ならない。神を信じる自分を信じていないなら、その信頼は誰が保証するのか。それを含めてお許しになる、というのは対話相手と宗教、おおまかにわけた場合の宗教が違うために噤んだ記憶がある。戦争ではなく、対話をし続けたかった。生身のモノにやはりこだわりたい。こだわっている。あの日手にした本のなかのこの方とお会いする前夜に読んだ箇所から指にまつわるエトセトラ。たとえば3歳児が母親の手をまず認識はしないと思うんですよね。なるほど。美味しいあんみつは美しい器に盛られてしかるべきだ、しかしこの器は手に持ちやすいと、意識をあちらとこちらへ分散させながら、ああこの方の姿勢、そういうものがあるとして、世界。世間。に、対する姿勢は映画。フィクションほどかけはなれてはいない。指。くたばったわたしの視界を占めるのは指であったり好まれている飲料のパッケージの色だったり愛飲の煙草の匂い。雷鳥は0番線。通路の、つめたい柵で頭痛を和らげる企みをしているその視線の先をすいっと示した指。煙。匂い。音。わたしは視覚を虐げている。