あの方に、あの方の顔に泥を塗りたくないという気持ちはたしかに強力な枷となるのかもしれぬなあと、しみじみとしてしまった。落ち込んでいるわけではない。はず。過去を眺めるとき、過去へ意識を向けてゆったりと浸かってみるときにあまりネガティブさが伴っていないと感じるようになってきた。純粋に懐かしんでいる?ああ、やっぱりここへ来ると言葉は無力なのだときちんと思い出せる。そもそも内側でいま動いている様々を伝えようとしていないから翻訳されないだけかもしれない。