2018.5.18(fri)

「八百万の死神」と思いながら起きた。気がする。ヒトの記憶力は都合が良く、それでもつらくない時期を思い出すのは困難になっている。つらい。ずっと。もう人生の半分以上、どうにかしなきゃって通院して服薬して、それでもいつまでもつらい。調子が良いな、という瞬間は増えても。いつか、増え続けて、ずっと調子が良いなになるのかな。偽善的な考えだと言われたこともあるけれど、わたしは、わたしに兄弟姉妹がいないのを幸福に感じる。もっと悲惨な環境はあって、でも、こんなつらい毎日を乗り切っている、良い両親と言い難い彼彼女の子供がひとりでよかった。八百万の死神に囲まれているのかもしれない。片手で収まるかつてのパートナーのうち、2人は自死、ひとりは家庭内暴力加害者。ライフパートナー以外でも、何人亡くなったかな。ちゃんと、苦しまないで穏やかにしているかしら。毎季節、誰かしらの命日がやって来る。綺麗な藤棚だなあ、と一緒に、あの子があの人がと、過去が付いて回る。梅雨は頭痛がひどくなるから苦手だと言ったら、紫陽花が綺麗なことを教えてもらった。フロイトだったら、わたしにどんなレッテルを貼るだろう。