2018.10.29(mon)

会うたび、「なーんか、顔見たことあるねえ。あんた。」と言う、記憶の危うい仲間である酒屋のお母さんだから話せた。すこし、肩の荷が軽くなったと思えたのは帰り道だけ。よかったのかしら。やっぱり頭がおかしいのかしら。聞きたくても聞けなくて、ひとりにしないよ、ってそれは生きているからこそでしょう。間際に言わないでよ。責めたくないのに責めるつもりもないはずなのに、ここもあそこもあなたが車を転がしてくれないと。無駄な正義感が寿命を縮ませたのだわ。なんて綺麗な悲劇は現実なのでありえません。ぐちゃぐちゃのどろどろになって汚いお商売の方と言われてそれでも約束を守らなくちゃ。でも、ひとりにしないよってことは死んだあと、生きるのやーめたってしたそのあとになにか場所があったとして、そこで待っているのかしら。無粋なことばかり浮かぶのは1年経とうとしているから。