群れるのは嫌だ、同調するなぞ馬鹿らしい、手前の考えというものがないのか、エトセトラエトセトラ………ふいに中等部の頃の気持ちが現在へログインされたのは、無駄に疎外感を覚えたからだ。無駄である。何かをしてあげたい関係の両親がいないこと、両親でなくても祖母でもよかったのに、孝行するのはなにも血縁者でなければならないと決まっているわけではないのに。以前と違うような通じなさを感じるのはまだ弱いのですね。このわたし、と、あたかも己を確立できているかのように振る舞っていれば確立できると信じているのですが。而立もおぼつかぬのに不惑などと先を見て目眩がしてしかし不惑というのもたいしたことはないのかもしれませんね。言葉の奴隷。操り人形ならまだ救いがある。操る対象があるから。なかなかどうしてむつかしいですね。他方、どうしようもない彼彼女らとわかってなお未だにママとパパが恋しい気持ちに見舞われる、これはどのように処理すればよい感情ですか。