2018.6.13(wed)

今週月曜日からの、体温七度台が治る気配がなく、内科へ行ったら先生の出したかったお薬が粉末状だったのと脱水気味だったのとで点滴して直帰してダラダラ。たいていのわたしは、働いて自我拡散を防いでいるため働かないとソワソワと落ち着かないが、さすがに店に出ていない日はぜんぶ私用で出ずっぱり!でへばっていたのかあまり罪悪感がない。ダラダラに対する。粉薬が飲めないのは飲み込む力、高齢の方に多い嚥下力の低さで、脱水云々は以前よりずっと気を配って、いまのウォーターサーバーが一本12L、だいたい一週間で一本消費するようにしているのにそれでも足りなのかーという感じ。真水ですか?と、何かしらの点滴が効き始めて(今日はトリプルセットだった)ぼんやりした頭で「はい」と答えたような気がするから、もしかしてポカリとか何かしらのスポーツドリンクを溶かした水もたまに飲まないとダメなのか?あるいは塩水?経口補水液はよっぽどなとき以外お高いから買うのを躊躇う。自律神経はかなり安定してくれていて、血小板も標準を上回っているのが続いていてこの疲れやすさ?扁桃腺の腫れですかねえ、入院して環境変わってまた気持ちが落ち込んで体力低下の負のループを防ぎましょう的な点滴でしたとさ。
用事へ出かける前に「今度、俺がラベルになった酒が云々」と、酔っ払いの戯言だろうなと聞いていた話が事実で、発売を言祝いだら何故か画像の元データが送られてきて「俺の連絡先の画像にでもすりゃええやん。」と言われましても着信があるたび、にやける変人にはなりとうないので丁重に供養しておいた。アイラ過激派の俺が、しかも全国津々浦々なバイヤーて、などとダダコネマンされていたのにすっかりたのしそうでなにより。先日の視察に付き添わせてもらったときも勉強になるなあ、と、蔵の方や杜氏さん、店のご主人との良きやりとりテクニックを盗みつつ、良きお酒をいただき、2人して「関東の日本酒界隈も侮れぬな!」と何度も乾杯した。わたしへも何度か感想を求められ、その度に「資格もなけりゃバイヤーでもない、そんなわたしの拙い言葉で、お酒へのお礼にもなりませんねえ。」と言ったら「酒米はどれで麹との割合はこれくらい、精米歩合は何パー。専門用語ばかり飛び交うのは、はたして楽しいか?違うだろ?」と返されてわたしにはわたしなりの表現でもうしばらく勘弁してもらおうとなった。評価が過ぎるが、「例えばさっきの夏酒、お前が「初対面はつっけんどんな、むしろ上も下も皆を跳ね除ける雰囲気。それが、花ひらくように、だんだんと、内面の良さが現れていく。おろしてすぐのひと口目、お話を伺いながらの味わい、猪口を抱え込んで人肌燗に近くしたとき。温度で顔が変わるのはたのしいですね。」っていう、感想。パンフレットとかフライヤーとかポスター、というか俺ら(わたしももともと洋酒の人)が好きなウイスキーなんて詩的表現ばっかじゃん。知識や資格は信頼を得られるけどさ、人間の感性に訴えるのはお前みたいな、ほやーっとした癒し系の感想だよ。」とお褒め頂き(癒し系は褒め言葉か?)光栄の極み。いつか、わたしも、似たような悩みを抱えた子に出会って、こんなふうにちょん、と背中を押せるかしら?