イブプロフェンでないと頭痛はおさまらず、そうするとロキソプロフェンを服用出来なくて傷の痛みは緩和されず、傷の痛みを優先すれば頭痛のせいでお布団にもぐり視界を閉ざすしかない。ままならない日々はいったいいつまで続くんだろうって、身体的な不調からの不安というよりは抑鬱に、久々に見舞われてしまった。それでもありがたいことに希望はあって、ああだからわたしは生にしがみついてしまうんだろうな。この方を最も信頼できるビジネスパートナーとして、以前と立場がある意味で逆転しながらも尊敬せざるを得ない考えを揺るがずお持ちで、ほんとうにこの方を信頼してよかったと思える出来事が、鬱々とした時間をやわらげてしまう。落ち込んでいたいわけではないし、強くありたいという気持ちは嘘ではないし、でも、でもさ。わたしはこんなにつらいのよって弱さで殴り散らせたらどんなに楽かって、なんとなくかもしれないけれど、当たり散らす快感を知っているから、すぐに誘惑される。感情ではしかし、何も解決しないのですよ、ますます加害者レベルを上げてしまうだけなのです。実母は、もしかしたら誘惑に負けたのかもしれませんね。理性的であるよりも感情のままに振る舞うことはずっと気持ちがいいのよって、どこからかはわからないけれど、誘いに乗じたのかもしれません。できれば、わたしは、両親を恨んだり憎んだりたくない。だって今現在たとえ仮初でもわたしに価値を見てくれている方に対する裏切りへと至りそうだもの。ああ。貧血ならば赤ワインでしょうと、狂ったマリアージュのせいにしたい。お酒に裏切られたばかりだというのに、また、お酒に頼ってしまった。頼っている。冷えるからお鍋にしましょう。空っぽのお鍋と、それなりの材料をぼんやりと見ながら、がぶがぶと赤ワインをお行儀悪くラッパ飲みしたところで、なんにもならないのにね。わかっているくせに、お酒に裏切られたなんて被害妄想なのに(だって手を出したのはわたしですから)、いつまでもどこまでも卑怯ですね。