2018.4.7(sat)

良きしうまいを過ごしていたはずが、ふらっと外呑みへ行ったところ、心が厳しくなった。パチかスロか、とにかく俺は勝った自慢をする男性がいて「あー管巻いてんなー。」と、わたしはわたしで呑みに集中していて、で、その勝ち自慢男が煙草を吸うためかなんかで離席して、何気なく空いた座席を見たらもう一つその隣に椅子があって、やっと小学生になったかどうかの女の子が座ってんの。女児、完全に。ファミリー向けの店でもないしそういう気遣いをされているわけでもなし、大人用のグラスを両手で持って傾けてお水かジュースか飲んでいて、ルイトモ的な勘で、そういうアレか、ってわかってしまった。

被虐待児でもホームレスでも、わりとモデルイメージは小汚いことが多いけれど、保護する側の見栄が強くて、世間体をめちゃめちゃ気にして、下手したらファミリアみたいなおべべを着ていたりもする。さっきの子も、ミッションスクールの制服みたいな、白いブラウスと紺色のカーディガンとプリーツの入ったチェックのスカート、タイツ、大人でいうところのショートブーツだったんだけれど。幼い子供特有の、喚きもなけりゃ机上の散らかしもなく、アレが父親ならば、父親が離席したあと、男が散らかした割り箸を整えたり椅子から落ちかけている上着を拾ったり倒れている徳利を立てて、空いている皿を店員さんが取りやすいような場所に寄せたりしていた。父親の話を聞く振りをしていないと怒られるけれど、まともに受け止めると死ぬので、相槌を打ちながらぼーっと店員さんの所作を眺めるのはよくやった。警備員さんをしっかり雇っているパチ屋なら、喫茶店で待っている間も暇だから、所作が美しくないと怒られてしまうし周りの大人たちの振る舞いを見てなんとなく世間とか社会とか呼ばれているものに馴染ませてみたり。平穏な日々のなかで、健康な肉体と健全な精神で生きたかったですね。

今回はわりと余裕のある転居なので、余裕があるというか空白ができてしまっただけか。エリア限定の転勤制度を使えそうなら使おうということで、ここらでひとまず落ち着きたい。落ち着くぞ!と宣言してしまったらなんとかなりそうなので、快適なお家のアレコレを考えている。白ベースのインテリアは確かに清潔感は出るが、どうも病院っぽくて好みではない。黒ベースがいいなあ。冷蔵庫が備え付けなので、しばらくは白色だけれどいずれは黒色にして、そこへティファニーブルーもどきとか、深紅とか、足していくのがいいかもしれない。やっぱりテレビはいらんだろなあ。




平穏な日々を手に入れて、やりたいことがたくさん浮かんできた。至上のサービスを提供できるスタッフになるのはもちろん、ゆくゆくは教育管理者としてがむしゃらにやってきたことを丁寧に磨いたものたちを伝えて。私生活は華道をやりたいなんとか末端の神経にがんばってもらってお針子さんもしたいお酒の勉強もしたい。ちゃんと寛解を迎えたい。っていう気持ちが、どーーーして長続きしないかなあ。しにたあいね。実父にアレされて欠けた歯の劣化がはやまっているけれど、左上の1番なんか抜いたら完全に中毒ですか!?になるのでむつかしい。安定した気持ちで生きてゆくのはむつかしいですね。