幾度かあぶない目に遭ってそれでも人間を、少なくとも嫌いだとか苦手だとか、なぜそうならないのか、へき、なんじゃないですかね。悪癖の、へき。病気ですよ、もはや。露悪的になるなよ、いやこれは事実、事実って、なんですか。疑問を重ねて重ねてそのような姿勢は意欲にあふれている反面、キミ自身を殺すよって、ああ、その通りですね。言い当てられるのがお上手なのかなんなのか、いつだって正しいのです。わたしにとっては。無理に追い払おうとして、それでしんどくなるのだって自殺して追っかけようとするのと同じくらい嫌がるのではって、どうしてそんな簡単な、簡単そうに見えることに気付かなかったんでしょうね。わたしは、しにびと、とお話するのがたのしい。渦のただなか、あるいは、渦そのものは、それが渦だと気付けない。ああ、妄想ですよ、所詮は。でも、だから、実際が妄想でないなんてありますか?カメラ越しの風景を見たときの、あの感覚。結局みんなみんなみーーーーんな好き勝手な設定で見ているのです。どうしてもぐずぐずする、なぜうまくやれないの。なにが、どう違って、そして、こうなる前のわたしを教えてほしくて、するとやっぱり恋しくなる。なんね天候不良が続きよる、台風がどうだかもわからなくて、ああでも秋がちゃんと来たねって、なんもかんもわからなくて、わかるのは風が不快でなくなったこと、湯上がりの時間が快適になりつつあること、こんな不良続きならなんね新しい作物でも要るかもしれなくて、そろそろ夏のお茶がなくなりそうで、もうずっと今現在にいないことしかわからない。それは、皮肉ではなく、幸せに感じられて羨ましくもある。