言葉を慎重に、雑に、どう重ねようが、表せないが表せるになろうが、それでもう二度と悲しいことにならないわけじゃなくて、ますますむなしくなるのはなんなんかな。止めようとも思わないし、だって産まれるかどうか決められなかったんだよ、死ぬかどうかくらい選びたいよね。ぐちゃっと、過去と今とが脳味噌のなかでおかしくなる。整えていたのに、そういうのが崩れることが一番耐えられない。わたしはわたしを許していないからです、この人は別にぐちゃっとしてもよいですよ。これは比喩です。これは、それは、あれは、結局死んでしまうのに何を懸命になるんでしょうね。自由がきくようになって、そうすると体調が整ってきて、以前よりいかにもなやけ酒になってきた。このやかましさをとめる、減らす。そういう方法として最適に思える。思い込んでいる。雑に扱ってもらえると、安心する。ヘタに夢を見せられるよりずっといい。お前はあたまがおかしい、あたまがおかしくてなんとかなるやつもいるがならないやつもいる。ならないのになるって言われるのがなによりつらい。