2022.08.07(sun)

わたしにとっては今日がお盆のピークみたいなものだから、ピークといっても商いの方面におけるそれではないピークで、それもあるのかあれやこれやと振り返っては都合のよい解釈を導いてしまったりする。たとえば流行り病の注射に対する考えで疎遠になった友人のこと。あれはあれで自分の守りたいモノ、我が子だとか信念だとかいったモノを脅かされたくない、脅かされてたまるものかという思いが高まった頂点なのではないかと思えることもあって、そうすると全然他人事ではなくなってくる。わたしだって守りたい何かを奪われそうになったら意地を張り続けるだろうしなどと、思い至れば、何事も明日は我が身だし誰がいつ当事者になったっておかしくはないのだから糾弾の目は、じつは自分自身にも向いているんじゃないかと、しかしここまでくれば結構な妄想になってくる。とはいえ、わたしだけが"大丈夫"なのだという確信をどうして持てるのかという疑問もつきない。今日のあなたは明日のわたしかもしれない。今日のわたしは明日のあなたかもしれなくて、もっと先の、明後日以降にもそういうことはあるのかもしれない。他方、自分のこともわからないのに他人のことなんてもっとわからない。理解しようなんて不可能どころか無謀なのだから、寄り添うしかないのだという気持ちもある。人間との距離はいつまでもむつかしいよ。