水商売あがりと老齢年金受給者は電気羊の夢を見るか

タイトルに意図なし。曲がりなりにも接客サービス業に長期従事、たんなる無駄に浸かりすぎというやつですが。そのようなわたしが経験という、なんとも扱いに困るモノを言語化してみよう企画第2弾。社内構成員ダイトリのみ、みたいな、超絶小規模事業所の企画よりショボい企画。

 

水商売。寡聞にしてなにゆえ"水"の商売か知らぬ、サービス業のひとつ。

お客様のお世話係だったり、経営者やマスターをのぞくスタッフが女性オンリーなだけだったり様々あるが、ここではわたしの経験してきた業態のみ、いわゆるガールズバーおよび出前売女擬に限る。(どのあたりが擬かはお口チャックで勘弁されたいし他にもあるっちゃあるが説明しづらいため興味を抱かれた場合は直接聞けばいいと思う。美味しいお酒をいただければ喜んで喋ります。伝えていくのも仕事という向きもあるので。)

 

水商売から引退、"あがった"者と老齢年金受給者が似ている主因は、就ける業種だ。個人的な実感にとどまらず、やはり夜から昼の仕事へ転換するのは難儀らしく、しかしわたしの言葉ではお伝えしきれないのでそれはそれとして。

 

肉体労働ほど身体を動かせるわけではない。アルコール飲料や不規則な、時には午前午後テレコった生活リズム等々、頭脳労働をするには"足りない"(肉体/労働をわけるのは好まないがそれもさておく)。

身近なところだと、水商売に限りなく"近い"業種。建設業の、鳶の親方さん。彼は10年前当時、確か30半ば時点で親方歴5年近かった。働き始めた年齢が早いから、というより、いつ倒れてもいいように。男性も女性も独立する方は、建設業や飲食業に多い印象)。あるいは短時間労働、パートタイマーなどで雇用してもらう。

ただパートでもアルバイトでもなかなか難しいのは実感としても非常に強い。

 

どうしたって大仰な所作が昼間の喫茶店に似つかわしくなかったり、スーパーのキャッシャーは量より質なサービスを心がけてきた身にはまるで合わなかったり、かといってガッツリ夜勤を出来るわけでもなく。

そういうときの事務員、お茶汲み、淘汰されるだろう予想はかなり長らく、周囲も持っていたがいざ、となると戸惑う。

するとやっぱりはやいとこ旦那見つけて子供つくって、というのが世渡り上手なんだよね(唐突に書ききるのがめんどうになったための結論)。