人間の特権は言葉を操ることだと、なんとなくの直感を信じ続けて、でも、うまく操ろうとするほど息苦しい。

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なにもかもが得意じゃないわたしと同じように、わたしが不得手とすることをなにもかもできるよってこともたぶんなさそうで、だからわたしの苦手ABC……それぞれを託す先も違って、というのはなかなか伝わらない。伝わらないことは伝えなくていいことなんだって、都合よく開き直ってしまえないのがお仕事で、それで質問を重ねて、追及するその姿勢は立場のウエシタに関わらず、しつこさと捉えられることもある。結果として、こうだった。そんなつもりじゃなかった、と、もしかしたら同義かもしれませんね。責めたくはない。わたしにも非があるときもあった。と、思う。誰かに、あるいは、一手に託したくないのはワガママかな。身軽でありたいのだ。誰の負担にも迷惑にもならないのが不可能ならせめて軽くありたい。ふーっと、簡単に消えられるように軽くありたいですね。