うるさいうるさいどうせ同じ言葉で喋ってくれないしわたしの言葉も聞いてくれないし、そうやってお話が通じる同士で固まってずるいずるいなんて、うらやましさからくる、これは僻みかもしれませんね。時々頭を抱えてしゃがみこんで叫びたくなって、ああ自閉症だなと感じるときがある。そのような動作がもれなくそうではなく、わたしにおいてそのような意味になるのです。特別に脳味噌の欠陥がなくとも人間同士がわかりあうのは困難だと、落ち着けばすぐにわかるのにね。ぐわーっと、全身をかきむしりたいもどかしさと、可能でしたら脳味噌を、普段あれやこれやを考えておる場所を取り出してかきむしりたい。目玉にゴミが入ったときのように。言語によるコミュニケーションが不得手な自覚はもうずっとあるから、物語に触れるのがすきだからと国語と呼ばれるモノを愛でてきたし愛でているのですが、算数をかじりはじめてどうも国語はやかましくてたまらない。そのような気持ちに見舞われることがある。数字はまだ色程度で、漢字やひらがなやカタカナに比べたら静かなもんだ。感情がすくないところも好ましい。このままならなさをどうすれば伝えて、そうしてともに解決策を考えられるのか。どうすればキミのその苦しみをわたしも感じられるのか。数字ならば、表せられるのかな。無力ですね、非力ですね。